大分県は全域に掲出の記録がありますが昭和50年代に掲出先の家より
台風などの際に危険であるから取り外してほしいとの要望から
取り外しに出向いたところが数件あったそうで、そういう家があったせいか県内では
古い看板があまり見当たらないような気がします。
だるまわた看板の資料をもとに、竹田市周辺を調査しましたが一箇所しか確認できませんでした。
やはり、ほとんどの木造家屋が山間部でも建て替えられているからでしょう。

4号看板

こんなところに、ひょっこりと残っていた
三重町のだるまさんです。
三重町は大野郡の中心であり
県の出先機関があると役場のホームページで
紹介してありました。
それならば、竹田市は直入郡の中心ということに
なるのでしょう。
看板捜しをしていくうちに、地理に詳しくなりました。
撮影地:大分県三重町市場
緒方町のねんねこ看板

緒方町中心部から尾平鉱山跡への県道7号線の
旧道のある風景です。
農家の軒先で、ごぼうの選別出荷作業をされています。
大分県・宮崎県の県境には、錫・銅などの
鉱山がいくつかありました。
そのうちの宮崎県高千穂町土呂久地区では
公害訴訟もありました。
撮影地の上年野から緒方川の下流のところに
東洋のナイアガラと呼ばれる?原尻の滝があります。
撮影地:大分県緒方町上年野
庄内町小野屋のねんねこ看板

観光地として有名な湯布院盆地を上流にもつ
大分川に架かる橋の正面に、カクイさんの
ねんねこ看板が貼ってあります。
これと同様に熊本県球磨村渡の球磨川に架かる橋にも
同じくねんねこ看板が貼ってあります。
橋を渡る人にとって、必ず注意のいく視点であります。
撮影地:大分県庄内町小野屋
庄内町の看板

国道210号線の旧道とJR久大線との踏切です。
この旧道は、湯布院町湯平から庄内町小野屋まで
現在の国道から離れて約10kmほど
拡幅工事もされずに、そのままの様子で残っています。
しかし、残っているレトロ看板は数ヶ所のみです。
撮影地:大分県庄内町深谷
4号看板

犬飼町下津尾のJR豊肥線沿線にあります。
清川村のだるまさんと同じ表情をしています。
剃り跡のような髭が特徴です。
大分県で最も保存状態がよいのですが
トーヨー?靴がお行儀悪く重ねて貼っています。
あまりお行儀が悪いと、会社のイメージダウンに
なってしまうのですがね。
4号看板

JR豊肥線沿線にあるのですが
大野川にも面しています。
大野川は大分県で最も大きな河川です。
宮崎県との県境にある祖母山を水源としています。
また、阿蘇山の外輪山東斜面一帯を流域と
していますので、とても広い流域面積になります。
対岸が国道10号線が通っているのですが
こちらの道が国道の旧道かもしれません。
大分の方なら知っておられると思います。
撮影地:大分県犬飼町下津尾
犬飼町の美人豆さん

上のだるまわた看板の近くにあります。
こちらもJR豊肥線から見える位置にあります。
美人豆看板は豊肥線沿線でよく見かけます。
内牧駅にもあります。
白地の古いタイプの看板や
文字が異なる看板もあります。
九州以外にも掲出してあるようで
ものすごく精力的に掲出されていたと思います。
撮影地:大分県犬飼町下津尾
3号看板

大分市竹中のJR豊肥線沿線にあります。
忠臣服看板のサイズは特殊なサイズに見えます。
3号看板がトタン板を半分に切ったのに対し
中途半端なサイズになっています。
特注サイズなのかもしれません。
3号看板

右側の土手の上に豊肥線の線路があります。
だいぶ前の話になりますが
竹田の水害で、かなり長い期間
豊肥線が復旧できませんでした。
線路が根こそぎ削り取られた状態で
放っておかれていました。
採算面を考えて復旧を断念する話もありましたが
地元市町村の強い要望で復旧されました。
しかし、明らかに現在も赤字路線であると思います。
撮影地:大分市竹中
臼杵市市浜のほていさん

ほていわたさんの看板は業界編でも紹介していますが
ここのほていさんの看板は文字が大判になっています。
左奥には、カクイさんのねんねこ看板も見えます。
この道は、大分市からの旧道であると思います。
JR日豊本線沿線にもなるところです。
撮影地:大分県臼杵市市浜
4号看板

杵築市大内山の国道213号の旧道にあります。
昭和45年に提出した屋外広告物継続の申請書の中に
東国東郡一帯とありましたので、期待しながら
捜索してみましたが、国東半島で見つけた
だるまわた看板は、今のところ、ここだけです。
残っている看板のほとんど全部は
やはり’カクイわた’さんでした。
4号看板

日陰が長く写っていますが、午前9時ころです。
秋の夜長といいますが、秋から冬にかけては
日中の時間が短いので、看板探しも
時間の制約が限られてきます。
杵築市は城下町です。
市役所は、お城をイメージした建物になっています。
撮影地:大分県杵築市大内山
国東町より見た両子山

国東半島は海岸に沿って旧道が残っています。
しかし、新しい道路は、トンネルで集落間を
結んでいるので
国東半島を車で半周するのも、さほど時間が
かかりません。
しかしながら、旧道を走りながら周るほうが
より自然と土地柄に触れることが出来ます。
両子山は国東半島の中央にある信仰の山です。
撮影地:大分県国東町浜
3号看板

よくあるパターンの金融看板に隠された
3号看板が宇佐神宮の参道にあります。
国道10号線沿いにもなります。
この建物は、’壁からのメッセージ’で
紹介してある、大分県宇佐市の看板屋敷です。
左側からの角度で撮影されているようです。
しかし、この小屋みたいな建物の住人は
実は犬なのです。
看板の撮影をする場合は臭いにも敏感にならなくては
危険な目に会います。
撮影地:大分県宇佐市北宇佐
大分県のおたふくさん

おっと貴重なおたふくさんがあります。
大分市に’不二わた’さんの九州支店があったので
大分県へ看板探しに行くときは
どこかに’不二わた’看板が残っていないかと
期待して行くのですが、なかなか発見できません。
もっとも、それほど行っているわけではないので。
撮影地:大分県のあるところ
大分県のおたふくさん

おたふくさんの看板はマニアが外しているようですが
同じように天使綿の看板もマニアが
持って行っているようです。
できれば、そのままにしてほしいのですが
家の建て替えや特に壁板の張り替え
これは板に似せたトタン壁に張り替える場合が
多く見受けられます。
したがって、保存という目的があれば
取り外して持っていくのは仕方のない方法かもしれません。
しかし、看板のある風景が悲しんでいます。
4号看板
3号看板

竹田市太田にあります。
よくもここまで貼りに来たのだなと感心してしまう
場所にあります。
立派なお蔵に貼ってあります。
残念ながら赤色が完全に色落ちしていますが
とても感じのよい看板のある風景です。
4号看板
3号看板

祖母山の大分県側登山口の神原へ通じる
県道から見える位置に掲出してあります。
現在の神原への道路はここよりも新しい市道が
メインになっています。
竹田市周辺の掲出記録では山間部に結構あります。
しかし、ここしか確認できませんでした。
撮影地:大分県竹田市太田
4号看板

清川村臼尾の国道502号線にあります。
また、JR豊肥線からも見える位置にあります。
髭の具合がTOPページとよく似ていて
無精ひげといったところです。
ブロック塀のため全体が見えなかったので
顔のアップを撮影してみました。
4号看板

薪が積まれています。
風呂炊き用なのでしょう。
このように薪を積んでいる家は
山間部でしか見かけなくなりました。
4号看板

清川村は荒城の月で有名な岡城址のある
竹田市に近い村です。
竹田市周辺はいたるところに湧水地があり
水の豊富なところです。
民家のそばに水路のあるところをよく見かけます。
撮影地:大分県清川村臼尾

今後の予定
佐伯市・津久見市を調査します。

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