旧三池炭鉱                    

港倶楽部
三池炭鉱が華やかだった頃、接客用の
迎賓館として建てられた洋館です。
今は、レストランや宴会場として経営
されています。
3,500円のシェフのお勧めコースが
オススメです。
ダンクロローダー
三池港内港岸壁に貨車で
運ばれてきた石炭を船舶に積むための
石炭専用リフトです。足部分に車輪が
ついていて、岸壁を移動することが
出来るようにしてあります。
もちろん、現在は使用されていません。
リフトの石炭を掴む部分
大きなリフトの横に、ひっそりと
雨さらしで置いてありました。
三池港閘門
三池港は干潮と満潮の差が日本一
と言われる有明海に面しているため、
潮の状況に関わらず、石炭の荷役が
出来るように閘門(水門)が
造られました。
閘門横の水門のギア
閘門は観音開きですが、閘門の
横に上下に動くと思われる水門
があります。いつも閉ざされた
状態なので本当に動くかどうか
わかりませんが、大きなギアが
ノスタルジックです。
三池島
三池炭鉱は有明海の下を採掘して
いました。そのため、吸排気用に
人工島が2つ造られました。
海岸すぐ近くに初島。沖合い遠くに
三池島が造られました。
初島
堂面川河口にある漁港岸壁から撮影
有明海のり養殖に赤潮の被害が
おきている問題の原因の一つに
採炭による海底陥没地点の
ヘドロ化も挙げられています。
有明鉱跡
昭和開隈川堤防より撮影
隈川堤防に立ち上がって撮影しました
のでかなり、恐ろしかったです
有明鉱跡
黒崎公園より撮影
有明鉱は最後に操業した
採炭の坑口です。
大牟田市の北側高田町
昭和開(干拓)にあります
万田坑跡
荒尾市万田にあります。
辺りは現在変電施設しかつかわれて
いないようで、夏の夜には肝試しに
最適のようです
万田坑跡
近くをとおっている県道から少し
入らなければ全体が見られません。
辺りは隔離されたかのような場所で
まさに、時代をワープした感じがします。
万田坑跡の巨大な円筒構造物
この構造物は、煙突の土台部分が
残ったものです。
当時は巻き揚げ機などを動かすために
蒸気を送っていたそうです。
その蒸気を造る施設に隣接して
煙突が4〜5本立っていたそうです。
煙突はレンガ製とコンクリート製があり
コンクリート製の土台部分は頑丈で
解体できなかったようです。
その後、動力は電気化されました。
(佐藤様の投稿によりました)
万田坑跡の巨大な円筒構造物U
2つ並んで円筒状のコンクリート製
構造物があります
万田坑の竪坑と巻揚げ室などの施設は
国の重要文化財に指定されました。
竪坑の櫓は老朽化しており
修復工事がされるようです。
近くには三池炭鉱の資料を展示している
万田炭鉱館もあります。
また、不定期ではありますが
万田坑施設内の一般公開もあります。
宮原坑跡
大牟田市宮原町にあります
住宅街のすぐ隣に竪坑跡が
残っています
宮原坑跡
東金ケ坂橋
(三井軌道の跨線橋)より撮影
立坑の大きな車輪がわかります
宮浦坑跡
宮浦坑跡は現在石炭記念公園となって
整備されています
画像は斜坑の入口と車両です
気分はジェットコースターといった
ところでしょうか!
三井三池鉄道電気機関車
私が小学生の頃はこの機関車が
大牟田荒尾の三井軌道でたくさん
走っていました。
今は4輌しか残っていません。
JR大牟田駅からディーゼル機関車
で引かれてきた貨車を受け継ぎ
三井化学まで引いていくのに使用
されています
三井三池鉄道電気機関車
車輌倉庫みたいなところの鉄門で
閉ざされていたところに2輌連結
してありました。
パンダグラフは上げてありますが
架線はありません。
この2輌はもう使われない
のでしょうか?
三井三池鉄道電気機関車
ちびっ子タイプの機関車です。
連結しているのはバッテリーで
これで架線のないところでも
貨車を引いていきます。
ちびっ子だけどとても力が強い
のです
三井三池鉄道電気機関車
すでに退役して雨さらしに
置いてあります。
東芝製なのでしょうか。
東芝マークが付いています。
よく見れば現役の機関車に比べると
幅が広いのがわかります。
三井三池鉄道電気機関車
現役のちびっ子機関車と
同じ形式なのですが
こちらは退役しています。
三井三池鉄道電気機関車
雨さらしに置いてありますので
かなり錆びが進行しています。
番号と三井のマークも
はげ落ちています。
ちなみにバックには
三井化学の煙突が写っています。


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