ついに登場したか!と思われたでしょう。
だるまわた看板だけでは、やはりネタが少なすぎるか・・・・
そう思われてもしかたのないところですが、だるまわた看板を捜しているうちに
どうしても他社の看板を発見していきますよね。
しかも、他社の看板も、なかなか風情があっていいですよね。
つまり、私自身が看板マニアになってしまっていたということです。
せっかく、業界を代表?して看板を紹介していますので、いっそのこと
全部(といいましても日本は広いですよね・・・)を目標に
製綿メーカーの看板を集めてみようかという企画です。
とりあえず拠点の九州を中心に始めていきます。
特に、あまり取り上げられていない会社の看板に
力を入れていきたいと思っています。

カクイわた      おたふくわた     高砂わた       ちからわた   ほていわた
かめおわた     不ニわた       ふくろくわた     はごろもわた   クラブわた    ニコホン綿

言わずと知れた看板マニアの中では大変人気の高い
’カクイわた’さんのねんねこ看板です。
九州では、いたるところに現存しています。
’カクイわた’さんはコットンマーククラブのメンバーです。
撮影地:熊本県高森町高森峠
リンク集
’カクイわた’さんの大判ねんねこ看板です。
大判ねんねこ看板は琺瑯加工がされていませんので
どうしても小型看板に比べますと色合いが薄くなります。
しかも、ほとんどが錆びがきていますので
かわいいはずのねんねこが、黒くなっています。
この常持(善導寺)の大判ねんねこは
良好に残っていますので掲載しました。
撮影地:福岡県久留米市常持
’カクイわた’さんの大判ねんねこの琺瑯看板です。
大判ねんねこは琺瑯加工されていないと
思っていたのですが、しっかりとありました。
とくに山口県で確認した3枚の大判ねんねこは
いずれも琺瑯加工がされています。
おそらく九州の大判ねんねこ看板の掲出年が
初期であったからでしょう。
だるまわた看板の大判は横2枚を繋げてありますが
ねんねこ看板は縦2枚を繋げてあるのが解ります。
撮影地:山口県新南陽市古市
’カクイわた’さんの横文字看板です。
左側に看板の形跡がありますが
文字で判るように’おたふくわた’の看板の跡です。
推測ですが、廃業されたので剥ぎ取る罪悪感が薄れ
看板マニアが取っていったのかもしれません。
’美人豆’は看板マニアの中で密かな人気があります。
撮影地:熊本県阿蘇町乙姫
’カクイわた’さんの縦文字看板です。
錆びくれて、壁に同化してしまった、かわいそうな
だるまわた看板が写っています。
’カクイわた’さんの大判サイズねんねこ看板は
琺瑯加工がされていませんので、同じように
ねんねこが黒く錆びてしまっています。
県道久留米〜柳川線には、この大判サイズの
ねんねこが、私が確認しただけで5枚あります。
他社ですので、ちょっと見せられない画像は
載せられませんので、’カクイわた’ファンの方は
是非、県道久留米〜柳川線で確認してください。
もし大判サイズのねんねこ琺瑯看板があれば貴重です。
撮影地:福岡県久留米市大善寺
’カクイ’さんも脱脂綿を製造・販売されていました。
現在は、主体が寝具業から衛生材料業へ
業種転換されていますので
むしろ、こちらが本業になっておられます。
年配の方なら知っている、天使綿(てんしめん)と
理想綿(りそうめん)です。
地球印は後発だったそうです。
なお、だるまわたと地球印の宣伝鉛筆を
「FREA〜フレア〜」さんで紹介していただいています。
是非とも、ご覧ください。
撮影地:鹿児島県金峰町向江
日本一の’おたふくわた’さんです。
’おたふくわた’さん(ハニーファイバー)が廃業されたのは
やはり業界の中では大きな影響がありました。
’おたふくわた’看板は、福岡が本拠地の会社でしたが
東京にも関東ハニーファイバー本社があっただけに
全国に掲出されていると思われます。
おたふくのデザインもいろいろあるようですが
新たに発見したら追加していきます。
撮影地:福岡県嘉穂町牛隈
’おたふくわた’さんの絵看板その2です。
絵と文字看板の組み合わせで
’ほていわた’さんのと同じタイプになります。
このタイプは看板マニアがどうも取り外しているみたいで
絵だけないもの、絵と文字の両方がないものを
とてもよく見かけます。家の中に置いていても
邪魔だと思いますが、好きなんですね。
撮影地:福岡県筑紫野市城山
JR鹿児島本線原田駅〜天拝山駅にあります。
おたふくわた看板の下に、ほとんど色落ちした
’千鳥饅頭’さんの看板があります。
福岡を代表する饅頭屋さんです。
私が子供のころは、のどの渇く千鳥饅頭より
甘いチロリアンが好きでした。
撮影地:福岡県筑紫野市城山
’おたふくわた’さんの絵看板の完全版です。
絵看板と文字看板が分かれており
このスタイルで貼られているのが基本です。
それにしても、おたふくさんの、この種の看板は
ことごとく剥がされています。
ようやく、あるところで見つけました。
撮影地:?
’おたふくわた’さんの大判看板です。
トタン板2枚を繋いだ、だるまわた1号看板と
同じ大きさです。
壁からは外されておりますが
ようやく見つけた、完全な大判看板です。
福岡県浮羽町には、残骸が残っています。
さすがに大きいので、持って行かないでしょうね?
撮影地:佐賀県厳木町中島
’おたふくわた’さんの横文字看板です。
’日本一の’が付いていませんと
やはり一人前ではないので追加しました。
佐賀県唐津市から福岡県二丈町にかけての海岸は
きれいな砂浜があちらこちらにあります。
また、JR筑肥線の福吉駅と大入駅は
縁起のよい名前から切符に人気があります。
撮影地:福岡県二丈町深江
’おたふくわた’さんの縦文字看板です。
八代市日奈久のJR鹿児島本線沿いにあります。
掲出した順番は明らかに’カクイわた’さんが先です。
それでも、2社競合して掲出しているのは
大変見ごたえがあります。(九州対決)
撮影地:熊本県八代市日奈久
’おたふくわた’さんの青色横文字看板です。
’おたふくわた’さんの文字看板といえば
ほとんどがエンジ色ですが珍しい青色看板です。
大きさはだるまの3号看板と同じで
縦0.45M・横1.8Mと思われます。
撮影地:福岡県小郡市大板井
’おたふくわた’さんは、四国にも掲出されていました。
滋賀県のJR東海道線沿線で見たのも同じ仕様で
一枚の看板の中に日本一が書かれています。
このタイプは九州・山口以外で見られるようです。
この建物の前には土佐電鉄の線路が通っています。
撮影地:高知市朝倉
’おたふくわた’さんの「綿載せ台」です。
文字の部分は琺瑯看板と全く同じです。
荒尾市四山の小さな衣料品店に今も活躍しています。
このお店の方に聞きましたところ
昭和35年ころ、この衣料店をここで開業された時に
知人から、この台を譲り受けたそうです。
おそらく50年近く経ているものと思われます。
「綿載せ台」とは、この台の上に玉わた(製綿)を載せて
販売するための販促品です。
だるまわたも綿載せ台を製造し提供していました。
しかしながら、会社が荒尾市に移転する際に
このような様々な販促品類が破棄されてしまいました。
今思えば保存しておけばよかったのにと残念です。
店先に置く「置き看板」もどこかに残っていませんかね。
撮影地:熊本県荒尾市四山
熊本市に会社がある’高砂わた’さんの文字看板です。
JR熊本駅〜上熊本駅間の西側線路沿いに
会社が見えます。
機会がありましたら、注意して見てください。
すぐに解りますから。
’高砂わた’さんはコットンマーククラブのメンバーです。
撮影地:熊本県荒尾市牛水
リンク集
’高砂わた’さんの青色文字看板です。
矢部町・砥用町など下益城郡で
青色看板を多く確認しました。
撮影地:熊本県御船町田迎
赤色と青色の’高砂わた’さんの看板が
左右対称に貼ってあります。
’高砂わた’さんの看板は、熊本県北部では
赤い看板を見かけます。
また、熊本県南部では、青い看板を見かけます。
ここの益城町が赤色看板と青色看板との
境界線であるのでしょうか。
撮影地:熊本県益城町津森
’高砂わた’さんの縦文字看板を中心に
左右対称に九州の製綿メーカー3社が並んでいます。
この被写体は琺瑯看板補完委員会の
’壁からのメッセージ’に紹介されているのと同じです。
八代市日奈久の国道3号線にあります。
しかし、とにかく’カクイわた’さんの看板は、
九州のいたるところに掲出されています。
質、量ともに独占状態といったところです。
看板を捜していく時に、この道が当時の旧道であるのか
の指標になります。
撮影地:熊本県八代市日奈久
’高砂わた’さんの横文字看板です。
人吉市の国道219号線の旧道にもあります。
パターンからいきますと横文字の赤色看板と
縦文字の青色看板もどこかにあるのでしょうか?
撮影地:熊本県山鹿市古閑
’高砂わた’さんの一文字看板です。
この種の看板の宿命とでもいえましょうか
文字が欠落している看板が、同じ天草の有明町で
2ヶ所ありました。
おそらく、繋がった文字看板の前に
製作されていたと思われます。
撮影地:熊本県有明町大浦
福岡県久留米市に会社がある’ちからわた’さんです。
この象さんはインド象です。
だるまわたもインド綿を使用しています。
製綿業界とインドとは密接な関係があるわけです。
撮影地:福岡県久留米市大善寺
福岡市に会社がある’ほていわた’さんです。
琺瑯看板補完委員会の’壁からのメッセージ’にも
’ほていわた’さんを紹介されています。
エンジ色の文字看板もありますが
壁からはげ落ちていたのを知っています。
今度は、ちゃんと壁に掲出されたのを発見してきます。
’ほていわた’さんはコットンマーククラブのメンバーです。
撮影地:熊本県大津町大津
リンク集
’ほていわた’さんの青色文字看板です。
絵看板と一緒に貼ってある文字看板の大判サイズで
だるまわた3号看板と同じ大きさと思われます。
これと同じサイズのエンジ色もあります。
撮影地:熊本県湯前町中里
’ほていわた’さんのエンジ色文字看板です。
その下に色落ちした’だるまわた’看板があります。
琺瑯との耐久性の違いが、はっきりと解ります。
この看板は、熊本県不知火町にありますが
数年前に台風で高潮の被害にあった同町松合地区の
すぐ近くになります。
おそらく、この地区も海水に浸かったと思います。
高さからして、この看板も浸かっていると思います。
撮影地:熊本県不知火町於呂口
上の看板が貼ってある建物には
’高砂わた’さんと’カクイわた’さんの看板もあります。
九州の製綿会社が四社揃っているわけです。
しかも、その四社は全てコットンマーククラブのメンバー
でもあるのです。
なお、この道は現在の国道266号線の旧道になります。
有明海と八代海とを隔てる宇土半島の八代海の
海沿いを縫うように道路が通っています。
つまり内海の八代海の最奥部になるところです。
撮影地:熊本県不知火町於呂口
’ほていわた’さんと’高砂わた’さんの看板です。
’ほていわた’さんの看板は、九州の全域で見られます。
現存する看板の枚数では、’カクイわた’さんに
次いで多いと思われます。
撮影地:熊本県甲佐町岩下
こちらは、’ほていわた’さんの会社の壁面に
貼ってある大きな看板です。
新幹線からもJR鹿児島本線からも見えますので
博多に来られる機会がありましたなら
注意して見てください。
箱崎駅〜吉塚駅の線路東側(南側)にあります。
撮影地:福岡市東区馬出
福岡県田主丸町に会社がある’かめおわた’さんです。
地元の浮羽郡と筑後川を挟んで対岸の朝倉郡で
看板を確認しました。
だるまわたの1号看板と同じく1.8mの大判サイズと
思われます。
’かめおわた’さんはコットンマーククラブのメンバーです。
撮影地:福岡県杷木町久喜宮
リンク集
’かめおわた’さんの横文字看板です。
撮影地は久留米市になりますが
国道210号線を日田へ進んだ田主丸町の
国道沿いに会社があります。
まさに、お膝元ということになります。
下の画像の右側の部分の拡大になります。
撮影地:福岡県久留米市常持
’不二わた’さんの縦文字看板です。
会社名は広島の藤野綿業ですが
既に廃業されております。
天使綿の看板もありますが
森永製菓がエンゼルマークの商標を獲得するため
藤野綿業からエンゼル商標を買い取ったそうです。
また、大分市に九州支店があったので
九州にも多くの看板が残っていると思いますが
なかなかお目にかかれません。
撮影地:福岡県久留米市常持
’不二わた’さんの縦文字看板です。
二枚も贅沢に貼ってあります。
下の画像の拡大になります。
撮影地:大分県耶馬溪町島
昔の商店のたたずまいを残しています。
かなり古い建物だと思われます。
なんとも風情のある風景ですね。
現在は地域の図書館に利用されているようです。
撮影地:大分県耶馬溪町島
’天使綿’さんの文字看板です。
森永製菓に商標権を売ったという
いわくの看板です。
'天使綿’は脱脂綿の商品名だったそうです。
したがって、ふとんの充填物としての綿とは異なります。
だるまわたにも’地球印’ブランドで脱脂綿を製造・販売
しておりました。
今でもだるまわた鉛筆が会社に残っていますが
片方にだるまわたの文字と絵が
もう片方には地球印の文字と絵がついています。
撮影地:長崎県佐世保市本山
’不二わた’さんと’天使綿’さんが並んでいます。
このパターンが掲出当時では多かったと思われます。
それにしても天使綿看板はマニアが狙っているようです。
上の佐世保市の天使さんは、誰かの手によって
剥ぎ取られていました。
現在、見に行かれても、ありません。
不二わたさんは、大きな会社でしたので
かなり広範囲にわたって、数多く掲出されていたと
思われます。それにもかかわらず
現存する看板は、たいへん少なくなっています。
撮影地:?
しかし、バスにヒントが・・・
天使の商標をアップで撮影しました。
とても手の込んだデザインといえるでしょう。
天使のマークを使用されている会社は
藤野綿業以外にも多数あったと思います。
それでも、森永製菓が商標権を買い取らなければ
ならないくらいに、この天使綿看板が
数多く掲出されていた裏付けにもなるわけです。
撮影地:?
’不二わた’さんの横文字看板です。
赤色の看板もあるようですので
発見しだい掲載します。
撮影地:大分県清川村砂田
「不二わた」さんの正方形看板です。
富士山マークを強調しています。
下には「天使綿」のロゴマークも見えます。
よく見ると富士山マークが上にも小さく見えています。
これと同じスタイルの紺色看板もあるようです。
「不二わた」さんの看板は種類が多く
楽しませてくれます。
撮影地:島根県仁摩町仁万
仁摩町の琴ヶ浜海岸は鳴き砂の浜として
観光の目玉になっています。
その鳴き砂を使用した一年砂時計を始めとする
仁摩サンドミュージアムが新しい観光スポットになっています。
また仁摩町は西の益田市と東の安来市と
東西に比較的長い島根県のちょうど中間どころになります。
九州からよくも看板捜しに行くなあと思われるところですが
夏休みを利用して鳥取県兵庫県岡山県広島県と
ほんの一部分ですが調査してきました。
詳しくは山陽・山陰編をご覧ください。
撮影地:島根県仁摩町仁万
’不二わた’さんの小型看板です。
壁板の大きさで、この看板の大きさが
判られるのではないでしょうか。
小さい看板にもかかわらず
しっかりと宣伝文句が書かれています。
撮影地:熊本県南関町関外目
佐賀県芦刈町に会社がある
’ふくろくわた’さんの絵看板です。
名実共に天下一がコピーになっています。
撮影地:佐賀県福富町福富
’ふくろくわた’さんの横文字看板です。
残念ながらミラーで隠れてしまっています。
佐々町は佐世保市の北側に位置します。
小佐々町・鹿町と続く沈降海岸は
九十九島を形成しており西海国立公園の
景勝地になっています。
撮影地:長崎県佐々町松瀬
’ふくろくわた’さんの縦文字看板です。
佐賀県神埼町の国道34号線にあります。
ここの看板は、’おおまぐろ’さんの情報によりました。
主要国道は、大型トラックが頻繁に往来しています。
トラックが通る瞬間は、地面が揺れます。
三池炭鉱が閉山になる前は、坑内から出る土石を
運ぶダンプが通るたびに、家が揺れていました。
初めて訪問した人は、地震が起きたと言っていたのを
ふと思い出しました。
主要国道沿いに住まわれている方は
苦労されていると思います。
撮影地:佐賀県神埼町姉川
’ふくろくわた’さんの青色横文字看板です。
左側にJR佐世保線の電車が写っています。
ここは、長崎街道沿いになります。
国道34号線から少し離れた位置になります。
国道は電車の手前に写っている自動車のところです。
さすがに地元のふくろくさんであるだけに
国道沿いではなくて、地域の住民の目にとまる
位置に掲出されています。
撮影地:佐賀県大町町畑田
’志ろいしわた’は、ふくろくわたさんのサブブランドです。
鹿島市から嬉野市にかけて見られます。
ふくろくわたさんでは、’干拓わた’もあるとのことです。
この干拓わたのネーミングはセンスが良くて関心します。
ちなみに佐賀県には白石町があります。
撮影地:佐賀県嬉野町一位原
’はごろもわた’さんの絵看板です。
天女がはばたく姿が描かれています。
しかし残念ながら琺瑯加工されていないために
色落ちと錆びがきています。
’はごろもわた’さんは北九州市門司区に会社が
ありましたが、すでに廃業されております。
’大里製綿’、’門司綿業’と社名が変遷しました。
北部九州および山口県に看板が残っているようです。
撮影地:山口県三隅町豊原
’はごろもわた’さんの文字看板です。
こちらは、琺瑯加工がされているため
きれいに残っています。
撮影地:福岡県小郡市大板井
’はごろもわた’さんの赤文字看板です。
はごろもさんの文字看板は
白地に赤色と青色のものの2種類が
あるようです。
縦文字看板も、どこかにあるのでしょうか。
撮影地:福岡県久留米市五郎丸
「はごろもわた」さんの絵つき小型看板です。
釘が外れて落ちてしまう一歩手前です。
天女の絵が描かれていますが
山口県三隅町の絵看板のと違うのが分ります。
はごろもさんは島根県まで販売に行かれていたことが
この温泉津の看板で判明しました。
温泉津は「ゆのつ」と読みます。
温泉津町役場のホームページによりますと
全国難読地名サミットが温泉津で開催されたそうです。
また石見銀山の積出港として賑わっていたそうです。
撮影地:島根県温泉津町温泉津
広島に会社がある
山陽綿業さんの「クラブわた」看板です。
JR山陽本線の広島〜小郡間で4ヶ所確認しましたが
撮影できたのは、ここだけです。
やはり鉄道沿線の看板は、そばに車道がないと
いざ撮影をしようと思っても線路を歩かなければ
近づけないところが、たくさんあります。
それだけ看板を貼った当時に比べ、家屋が密集して
建てられてきた証明にもなります。
撮影地:山口県山口市四辻
江津市の国道9号線にある「クラブわた」さんの
壁面看板です。
このバスは石見交通の周布行きバスです。
江津市は、どんなところか知るために
江津市市役所のホームページを調べたところ
面白いコーナーを発見しました。
江津を知るにあたって役に立つ?と思いますので
暇な方はご覧ください。
http://www.city.gotsu.shimane.jp/mystery/mysindex.html
撮影地:島根県江津市江津町
この壁面看板は琺瑯加工ではありませんが
広島の電話番号から比較的新しく製作されたものと
思われます。
山陽綿業さんは、もちろん全日綿のメンバーです。
全日綿のメンバーは、ほとんど全部の製綿メーカーが
参加していますので、わた看板を調べるにあたって
参考になると思いますので、全日綿の会員名簿を
ご覧ください。
撮影地:島根県江津市江津町
リンク集
桂太郎内閣のニコポン主義に社名の由来がある
「ニコホン綿」さんのニコポン看板です。
桂太郎は山口県の出身ですが
ニコホンさんの本社は高知にあります。
「わた」ではなく「綿」と書かれている看板は
寝具の充填物のわたではなく脱脂綿の看板です。
「ニコホン綿」は大三さんの脱脂綿の商品名です。
寝具の製造・販売もされていました。
現在は、衛生材料のメーカーとして活躍されています。
寝具の卸し会社「広島ニコホン」さんへはリンク集へ。
撮影地:山口県大畠町瀬戸
「ニコホン綿」さんの文字看板です。
桂太郎のニックネームであるニコポンに
名前の由来があるそうです。
それにしてもニコっと笑ってポンと肩をたたく
ニコポン主義は現代社会においても
誰か、そんなことしている人っていますよね。
特に会社のオジサンと呼ばれている人などには・・
そのように思ってしまうと何だか「ニコホン」看板の
オジサンの顔に納得をしてしまいます。
厳しい不況の中で社長がニコポンならば安泰ですが・・
撮影地:山口県大畠町瀬戸
「ニコホン綿」さんの会社は高知市にあります。
会社名は大三でした。
今は社名をニコホンに変えられています。
当時から脱脂綿を製造され
現在も衛生材料メーカーです。
撮影地:徳島県阿南市福井
「ニコホン綿」さんの本社が高知市にあり
松山と高松にも営業所がありましたので
さぞかし、四国にはニコホン綿看板があるだろうと
期待していたのですが
見つけたのは、ここだけです。
四国をほぼ一周して看板の調査をしました。
こちらも、ご覧下さい。
四国編
撮影地:徳島県阿南市福井
「やくもわた」さんの袖看板です。
琺瑯看板などの金属製ではありませんが
製綿シリーズとして掲載しました。
本当は「やくもわた」さんの琺瑯看板を捜して
いるのですが、簡単には発見できませんね。
「やくもわた」さんの会社名はズバリやくもわた鰍ウんです。
出雲市に会社があります。
同じ袖看板を川本町でも見ました。
撮影地:島根県邑智町粕淵
’カゴシマわた’さんの文字看板です。
鹿児島市に会社があります。
今は卸問屋ですが、昭和50年代ころまで
製綿をされていたようです。
撮影地:鹿児島県市来町中福良
’不二よ志わた’さんの縦文字看板です。
他に正方形の電話番号など書かれた看板と
横文字看板があります。
八女市にある小売店ですが
今は製綿はされていないとのことです。
ふとんの打ち直しをされている小売店では
今でも打ち直し用のわたを
造られているところはありますが
販売用の製綿をされているところは
ほとんどなくなっています。
撮影地:福岡県高田町飯江


ご意見ご感想はこちらまで postmaster@darmax.co.jp お願いいたします。